Kevin Deeのデザインスタジオツアー
EVERGOODSのデザイン・ディレクターを務めるKevin Deeが、まさにブランドの心臓部と言えるデザインスタジオを紹介するムービー、日本語字幕Verを公開しました!
前回のブログを先にお読みいただくと、より楽しんでいただけると思います。まだご覧になっていない方は、下記リンクからぜひチェックしてください。
Blog post :「優れたデザインは存在を感じさせない」
今回はどちらかといえばこのムービーがメインです。なんと40分超の大ボリューム。EVERGOODSの製品開発の裏側を余すことなく紹介しています。
記事としては、動画内の補足情報、筆者が個人的に感じたこと・気になったことなどを後半にいくつか書きたいと思いますので、おまけとしてお読みいただけたら嬉しいです。
前置きが長くなりましたが、ぜひお楽しみください!
いかがでしたでしょうか?
EVERGOODSがどのようにものづくりに取り組んでいるのか、これ以上ないほど深掘りされていると思います。
ここからは、動画内のいくつかのシーンについて、補足や筆者が感じたことです。
まずはツアーの最初に紹介された「ギアライブラリー」について。(動画内1:20あたり)
「金庫室」や「貴重品保管室」などの意味を持つ"Vault"とも呼ばれているこのスペースは、ブランド初期の貴重な試作品から、Kevin愛用のアパレル・ミリタリーギアまで保管されていて、まさにギアの宝庫ですよね。
開発チームのメンバーが試作やトレーニングを兼ねたサンプルとして制作した、販売されていないカラーのバックパックやアクセサリーもあるんだとか。
それから、競合他社のさまざまな製品も保管されているのがポイント。それぞれの製品における優れた設計や、反対に納得できなかった部分など、Kevinが実際に使用していたからこその気づきがあるようです。
彼がEVERGOODS製品の解説をするときに、「市場にある製品の〇〇を改善したいと考えた」という趣旨のコメントをすることがよくあるのですが、それは自身が「ギアオタク」であり、たくさんの製品について熟知しているからこそでしょう。つまりそれが、「見つけた課題に対してEVERGOODSがどう取り組むか」という姿勢に直結しているのだと思います。
次に、「パターンメイキング・ステーション」についてです。(動画内6:15あたり)
どんな製品を作るかというアイデアやプランが定まったら、まず厚紙でその模型を作るというアプローチが紹介されていました。
Kevin自身も言及していますが、3Dモデリングが普及している現代において、2Dの作業を行なっているというのは意外に感じた方もいるのではないでしょうか。
「鉛筆とハサミで平面の型紙を作る方法を学んだ」という、自身のパターニングの原点とも言える部分を、今もなお大切にしているということですね。
ちなみに、この厚紙模型の一部はSUNWEST STOREにて展示されていますので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。
最後に、Kevinが初めて自分で購入したミシンについて。(動画内20:15あたり)
世界的にも高いシェアを誇る日本の老舗メーカー、JUKIのクラッチモーター式ミシンが紹介されていました。
ミシンエリアの紹介パートでも少し触れていましたが、近年では「サーボモーター」という電子制御機能付きモーターを備えたミシンが主流だそうです。
「時代遅れ」「旧式」と本人が言っているのはこうした背景があるからですね。
しかし、今でもその旧式ミシンを愛用しているというKevin。先ほどの厚紙模型作りや、序盤のレコードプレイヤー(動画内4:20あたり)の話などにも共通しますが、なかなかの「アナログ」好きなのがわかります。
古いものをそこまで好むのは一体なぜなのか。筆者は以前彼と会ったときにいろいろと話をしたので、そのような趣味を持っているのはなんとなく知っていましたが、今回の字幕編集をしながらますます気になっていました。次に会ったときには掘り下げて聞いてみようと思っています。
今回の記事は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました!
このデザインスタジオツアーの内容について、ご感想や気になったことなどがございましたら、ぜひYouTubeのコメント欄にお寄せください!